「や、やめろ!!そっちじゃない!あっちに、このまえ埋めたのがあるんだよ!!」
不登校って、ちょっとしたきっかけなんだな~と、最近思った出来事。
12月になり、学校でも体調を崩す子が増えてきましたが、
うちの子も、熱はないものの、何やらあやしい感じでした。
下の子供から始まって、順番に風邪らしきものにかかっています。
全員、学校を休んだ事はなく、皆勤賞です。
そして、とうとう、うちの6年生の子供が、熱が出て休むことになったのです。
土日を挟んで、体調も回復した月曜日の朝のこと・・・
しくしくしく(ノД`)・゜・。
布団からなかなか出てきません。全然着替えようともせず・・・
下の子供が着替えて、ご飯を食べ終わったのに・・・まだ、何も変化なし・・
さてさて、なんで泣いているのか想像してみると、
たぶん休んだ事がなかったので、
休んだ後の学校が不安なんだろうと・・・。
確かに、私も一回くらいは風邪で休んだ事があったが、
休み明けの学校は不安だった記憶がある。
どういう表情で、どういう態度で友達と接したらいいのか・・・とか、
たった一日でも、竜宮城の浦島太郎のように、学校がすっかり変わっているんじゃないかとか・・・。
気持ちはわかる・・・。
でも、ここで「もう一日休む?」とか「後から学校連れて行こうか?」とか言ってしまったら、
本人も、その時はホッとするかもしれないけど、
逃げてしまった自分に自信がなくなって、
もっと学校に行くことを渋り続けるかもしれないと判断した私は
「あとから一人で歩いて行きっっ!!」
ピシャリ!!
その言葉を聞いた瞬間、涙目でサーっと着替えて身支度を始めました。
涙目で味噌汁と小さいおにぎりを食べ、下の二人と一緒に登校して行きました。
ホッとした私でしたが、子供が帰って来るまで少~し心配でした。
帰ってきた表情は、まずまずです。一緒におやつを食べながら談笑していたところ、
学校の先生から電話が・・・。
「今日、学校に着いたら泣き出して、保健室でワンワン声を出して泣いていました。
ひとしきり泣いたらベッドに横になって、しばらく休んでいました。」
との連絡。
《ほ~ほ~。なかなか手ごわいのが心の中におるな~。》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この子が新一年生だった頃、4月の集団登校が終わった後の、
自由登校になってから一学期、ほとんど毎日、朝、家を出る時
《しくしく(ノД`)・゜・。》泣いて、
《エ~ンエ~ン》泣いて、
《ウォ~ンウォ~ン》泣いて、引き返して家に帰ってきた事もありました。
学校まで歩いて45分くらいかかる事もあり、
学校までの距離が果てしなく遠く思えて
不安で不安で仕方なかったのでしょう。
泣いている子供を見るのは辛いし、車で連れて行った方がよっぽど楽でした。
しかし、ここで少しでも甘い対応をしたら、この子の為にならないと考え、
泣いて引き返して来ても、
「遅れてもいいから、歩いて学校に行きなさい」
と、泣いている小さな背中を見送りました。
今でも思い出すと涙が出てきます(ToT)/~~~ ⇦はじめてのおつかいみたい(笑)
近所の子供は車で行く中、歯をくいしばって歩いて登校しました。
【あなたは本当にえらかった!!】
そして二学期からは、一度も泣かずに学校に行くようになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんな小さな事ですが、自分の力で乗り越えられたことが、この子の大きな自信になっています。
風邪で休んでしまって、持続していたものが突然プツっと途切れて、心が不安定になってしまったのかな。
その日の夜は、家族でいつも通り楽しく過ごしました。
そして次の日の、火曜日の朝・・・
(´;ω;`)ウッ…
《ウォ~ンウォ~ンウォ~ン》
布団の中で大泣きです。しかも「お腹がいたい~」とな・・・。
少し考えて、(これは今日が勝負だな・・・)と。
「寝てるときにお腹痛くないのに、起きてお腹痛くなるわけないやろ!!」
家族分の布団をたたみ始め、最後に
「どきなさい!!あんたの居場所はない!!」
と、大泣きしている子供をどかして一言 ➡
「あんたが学校放棄するんやったら、私も〇〇〇(犬) 放棄するよ!!おばあちゃんに返すよ!!」
「(ToT)いや~~~~!!!」
自分が飼いたくて飼いたくて、一年前にもらってきた大好きなわんこ。
いなくなる事は絶対受け入れられない・・・
そして、徐々に着替え始めました。
「お母さんも、犬の散歩、毎日毎日めんどくさいけど、
あんたの代わりに40分行ってるんやから。
お父さんも、しんどいけど毎日仕事に行ってるんやから。
いっぺん休んだら、もっと学校行きにくくなるんやから。
今日は保健室いかんと、がんばり!」
・・・・そして、帰ってキタ~~~!!
「今日、保健室行かんかったよ!!」
「頭ヨシヨシして!!」
「ヨシよしヨシよし~~!!!」
犬のように、頭をなでてあげました(笑)
もう、完全に吹っ切れたようです(*´ω`*)
ホッとしました~。
こんな些細なことで情緒不安定になって・・・
対応を間違えると、ズルズルいってしまいそうで・・・
親も覚悟して、【毅然とした態度】で、この子にとって何が最善なのか?
子供は、一つ一つ自分の力で乗り越える事によって、
生きて行く上で、とても大切な【忍耐力と自信】が身につくでしょう。
親は、何年も先を見て子供を育てなければならないと、身に染みて感じた出来事でした。
人質(ひとじち)ならぬ、犬質(いぬじち)は大人げないですが・・・許してね!
by しばしばまるも(;^ω^)
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