※注意!!この子に、エサやおもちゃを与えないでください!!ここから一生出なくなってしまいます!!
前回の不登校の話に続いて、「ひきこもり」についても考えていきたいと思います。
統計上、クラスには1人はいる不登校の生徒。
授業レベルの違い、部活の上下関係、陰口、いじめなど、きっかけは様々ですが、
ほとんどの場合不登校になると家に引きこもってしまう。
彼(女)らは大きな可能性を秘めているにもかかわらず、
学校や行政機関などのサポートは不足しています。
Δ不登校とは・・・年度間に30日以上欠席した児童生徒のこと
Δひきこもりとは・・・仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けてひきこもっている状態のこと
(1か月でも家族の中でコミュニケーションが取れていない場合は、ひきこもりと考えていいでしょう。)
Δひきこもり調査
15~39歳 54万1000人(2015年 時点)
40~64歳 61万3000人 (2018年 初めて調査)
40~64歳中高年のひきこもりの期間が30年以上という人は6.4%(3万9232人)にのぼる。61万3000人のうち、15人に1人の割合です。
ひきこもりが長期化、高齢化しているということは、これまでのひきこもり対策には大した効果がなかったことを意味しています。
10年後20年後、さらにひきこもりが高齢化して、ひきこもりの生活基盤であった親の世代が亡くなると、社会は大混乱に陥ることも予想されます。
ひきこもりは自然には治りません。
子供が不登校になって、スクールカウンセラーなどに相談しても
「無理に登校させないで、子供のやりたいようにしておきなさい」
とアドバイスされる場合が多いようですが、
長引けば長引くほど、一人で立ち直れなくなります。
Δひきこもりになりやすいタイミングは人生で4度あります。
①中学1年生 ②高校1年生 ③浪人と大学中退 ④就職活動での挫折
Δひきこもりの男女比
男子 約 7割 女子 約 3割
Δひきこもりに男子が多い理由➡父親の不在で制御がきかなくなる
ひきこもりを救う方法はないのでしょうか?
➡大丈夫!!あります!!
これから、若者の不登校・ひきこもり問題に教育者の立場から30年以上取り組み続け、延べ1万人以上の生徒を立ち直らせてきた【杉浦孝宜】氏が独自に開発した
《規則》《責任》《自律》の3ステップモデルを紹介します。
みらいの「8050問題」を起こさないために・・・
ステップ①規則正しい生活をする
ステップ②自律して自信をつける
ステップ③社会貢献をする
順を追って1つ1つ説明していきます。
順番通りにステップを踏んで、実行させることが鍵となります。
とてもシンプルに聞こえますが、意外と簡単ではないのです。
ステップ①の「規則正しい生活をする」の前に、
まず、親の心構えがとても重要です!
子供がひきこもりになった大きな原因の一つは、今までの親の子供に対する接し方であると言えます。これから上げる3つを必ず心に留めて、実行してください。
①親(特に父親)が本気で向き合う
不登校の親は、高学歴エリートが多い ➡ 仕事が忙しいから子供の事は妻に任せていると言って逃げていては、子供は立ち直ることができません。
本気でぶつかっていかなくては、子供は変わらないのです。
長期間の不登校やひきこもりの子供は冷静な判断ができません。
両親が本気を出して、選択肢を与え、決断を促さない限り、ずるずるひきこもり生活が続いてしまいます。
ぶれない態度で子供に対応することが大事です。
母子家庭でも、お母さんが毅然と立ち向かっていると、子供が変化してきます。
②無条件の愛情で接する
不登校の親は、高学歴エリートが多い ➡ 子供をエリートに育てたいため、小さい頃から過度に習い事や塾に行かせ、中学受験をさせ、いい成績を取ったら褒める。合格したら褒める。子供は頑張っていい成績をとらなくては親に受け入れてもらえない、愛してもらえないと感じてしまいます。条件付きの愛情ほどムナシイものはありません。
【無条件の愛情とは】どんな小さな事でも子供が自分から考えた事、自分から行動した事を、肯定してあげることです。子供をまるごと受け止めて、認めてあげる事です。
進路について、子供の意見や気持ちを尊重して、応援してあげる事です。
いい大学に行って、いい会社に就職するのが子供のためといいますが、本当にそうでしょうか?そういった子供に育てた自分に満足なだけなのではないでしょうか?
子供は親のアクセサリーではありません。別人格で別の人間です。
子供が自分で自分の道を切り開いていく事を応援してあげてください。
③甘い対応はしない
小さい頃から、子供が親を尊敬し「ダメなものはダメ」と甘やかさない関係を築くことが大事です。父親・母親ともにです。 友達親子のように接していると、子供が大きくなった時にいう事を聞かなくなります。お母さんが子供を起こせなくなったら【赤信号】です。
マナーや礼儀、生活習慣もしっかりと教え、威厳を持って守らせることです。
そして、一番悪いのが、金銭的に甘い親です。
お金を与えられることによって、子供は生活に困らない状態が続いているのです。
「勉強しないなら、働く」
これは当たり前ではないでしょうか?現代では働かなくても何とかなってしまう裕福な家庭が多いのです。危機感がなく、切羽詰まった状態ではないので、ひきこもりになってしまうのです。
この3つをしないままでいると、子供はどんどん親と距離を置き、不登校やひきこもりになっていきます。
そして、ひきこもりの相談にくる子たちは、頭がよく才能にあふれ、性格も穏やかで優しい子が多いということ、ちょっとしたボタンの掛け違いでひきこもりになってしまっただけ。文科省も「どんな子にもおこりえる」と指摘しています。
もしも子供が1か月以上ひきこもってしまったら、早めに第三者に相談しましょう。
ひきこもりを長期化させないためにも、20歳くらいまでには社会復帰できるよう、これから紹介する3ステップを実行していきましょう!
次回、ステップ①「規則正しい生活をする」を詳しく解説していきます。
ひきこもりの相談をし関わってもらう第三者が、目からうろこの人物です!
参考資料
【杉浦孝宜】
「不登校・ひきこもりの9割は治せる~1万人を立ち直らせてきた3つのステップ」
しばしばまるも(≧◇≦)
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