おめでとう、私が見えたら君は霊能者だ。
一度ひきこもりになってしまった子たちには、再びひきこもりにならない為
長期的なフォローが大事になってきます。
現在の大学では中退者が増えていて、文部科学省の調査によると、約20人に1人は中退や休学をしています。
実際に、不登校やひきこもりを経験した後に大学へ進学した学生は、また大学に行かなくなってしまうケースがよくあります。
通信制高校で毎日通っていなかったため、大学へも毎日通うことができないのです。
それを防ぐために、全日型通信制高校で毎日通うことがいかに重要かという事です。
さらに、偏差値だけで適当な学部選びをしてしまうと、自分の本当にやりたいことではない事に気づき、辞めてしまう場合もあります。
一度辞めると、そこからまたひきこもりになってしまう恐れがあります。
ですから、本当に自分のやりたいことは何なのか、そのために何を学ぶのか、慎重に大学や学部を選ぶことが大切です。
不登校・ひきこもりを経験した生徒には、普通の生徒以上に慎重に決めてもらう必要があるのです。
【NPO高卒支援会】では、学生インターンや社会人ボランティアとして、生徒に勉強を教えてもらっています。定期的に連絡することで、再びひきこもりにならないように長期的ケアをしているようです。
ひきこもりを経験したことがある人は、生きている限り、またひきこもりに戻ってしまうリスクがあると言えます。
定年後の老人のひきこもりや閉じこもりが問題になっているように、ひきこもった経験がなくても、やることがなくなり、【人の役に立つ】というやりがいがなくなると、誰でもひきこもってしまうことがあります。
そうならないように、周囲が気をつかって、活躍する場を与えることが必要なのです。
長期的に付き合うことで、悩みがないか、またひきこもりに戻りそうな兆候がないか など、早めにキャッチして、対策を練る事ができます。
また、友人関係や先輩後輩関係も大事です。高卒支援会では、無学年制をとっていて、同じ教室に中1から高3までが一緒に勉強していますが、これがとても良いそうです。
同じ学年だと、同じスタートラインに立っているので比較ばかりして、引け目を感じてしまいしまい、自信がなくなることしかありません。
しかし、学年が上の先輩だとそういった比較がなくなります。
上の先輩の姿を見て、学ぶことができるのです。身近な先輩が失敗しているのを見ると、反面教師で自分から勉強し始めます。
先生やスタッフ、友人関係、先輩後輩関係がしっかりできて、
社会貢献もできるようになれば、もうひきこもりからの脱出です!
人生の目標をしっかりと定めて、自分の道を歩み始めていきます!!
~そもそも医師の診断は正しいのか?~
子供が不登校になったり、退学や転学するのに手続きが必要になると、学校が「医師の診断書を持って来てください」と要請することが多くなっています。
親もどうしたらいいかわからないので、駅前にあるクリニックなどに子供を連れて行きます。精神科という言葉には心理的抵抗があるので、今は心療内科が主流です。心療内科でも、診察対象に青少年の不登校・ひきこもり、思春期外来などと看板やホームページに記載していますから、親はここで診察してもらったら治るかもしれないと思うのでしょう。
心療内科で診察された子供たちは、うつ病、不安障害、適応障害、統合失調症、自律神経失調症など、さまざまな病気として診断されてしまいます。
起立性調節障害は、自律神経系の異常から循環器系の調節がうまくいかなくなり、立ちくらみ、寝起きの悪さ、倦怠感、頭痛など訴える病気です。
小学校高学年から中学生、高校生に多く見られ、日本小児心身医学会によると、不登校児童生徒の3割から4割が起立性調節障害を併発しているといいます。
医師も原因不明としている場合が多く、詳しいことはまだわかっていません。
これが原因になって、朝起きられず、午前中は登校はできなくなり、不登校や高校中退に至ったと相談に来るケースがとても多いのです。
しかし、起立性調節障害の生徒を見ていると、普段は起きられなくても、イベントで東京ディズニーランドに行く、スキー旅行に行くとなると、早朝の集合でも遅刻せずに参加できるのです。
【NPO高卒支援会】での杉浦孝宜氏によると
「今までの経験からすると、起立性調節障害があっても、親から押し付けられたのではない、自分の本当の目標が定まり、朝起きる明確な目的ができると、自然に起きて登校してくるようになります。たいていの場合、20歳ごろまでには自然に治っていきます。
発達障害の子供は、ひとつのパーソナリティ、ちょっと個性のある子として対応します。それで、何か特別困ったことはありません。
そういった子供も他の子と同じように、不登校・ひきこもりから脱出していきます」
ただ、問題なのは病院で、さまざまな病気と診断されたときに、
他の診療科では、Aの薬が効かなければBに替えるのが一般的ですが、
精神科・心療内科では、Aに加えてBという薬も投薬され、それでも効かなかったらさらにCを加えるというように、どんどん薬が増えていきます。
この多剤併用は報酬の減算対象になるだけで、報告書を提出すれば多剤投与もできてしまうため社会問題化しています。
多剤投薬された子供は、
「薬を飲むと、頭がボーっとして、本当の自分じゃないみたいな気持ちになってイヤだった」と言います。
薬を飲むのをやめて、病院へも通うのをやめたところ、頭がボーっとする感じがなくなったそうです。
さまざまな見方がありますが、薬で治すよりも、自分が本当にやりたいことを見つければ、そのために行動できるようになって、自然と治っていくように見えます。
ただ、サボって起きられないことと、本当に具合が悪くて起きられないことの違いは、親でもわかりません。
家族で判断するのは難しいので、第三者の目が必要になってきます。
【NPO高卒支援会】では、たくさんの例を見ているので、本当に具合が悪いのか、そうでないのか、ある程度判断ができるそうなので、やはり第三者にお願いするのがベターでしょう!
不登校・ひきこもりの子は、自我をコントロールできないために、無意識に合理化した一見正しいように聞こえることを言うこともあります。高度な言い訳です。
それを親が否定すると、反発して親子関係が悪くなるので、こういう時も、本人が信頼している第三者が指摘するべきでしょう。
~もう一つの問題点、ゲーム・スマホ~
日常生活に支障をきたさない範囲できちんと付き合えば、特に有害ではありません。
話し合って、お互いが納得したうえで、かつ実行可能な約束をすることで、ゲーム依存になることを防ぎましょう。
将来どうしたいのか一緒に考えて行く事が大事です。
ゲーム以上に自分が本当にやりたいことを見つけると、自然とやりすぎないようになっていきます。
もし、子供が「将来プロゲーマーになりたい」と言って来たら、超ゲームがうまい人を探して、こっぱみじんにしてもらってください!!(笑)
ゲームを取り上げるよりも、約束を守れるならやってもいいという、ある程度寛大な態度が、ゲーム・スマホ依存からの脱却につながります。
ゲームはコミュニケーションツールとして大きな役割を担っているので、ほどほどにさせてあげましょう。
(以上、杉浦孝宜 著 不登校・ひきこもりの9割は治せる より)
つい先日NHKで、【NPO法人 高卒支援会】の様子と、杉浦氏を取材していたのをたまたま拝見することができ、私もちょうど記事にさせて頂いていたところでしたので、勝手にご縁を感じてしまいました。少しでも不登校やひきこもりでお悩みの方々の良い方向へゆくきっかけになれれば幸いです。
~そして、次のテーマへ~
ひきこもりの子供は、ゲームの世界でしか世の中と繋がっておらず、そこでしか自分を認めてもらえないため、ゲームにどんどんのめりこんでしまうそうです。
★子供には、どの子にも共通した【五つの欲求】があります★
①愛されたい
②認められたい
③褒められたい
④役に立ちたい
⑤自由になりたい
親は子供が自分の分身という気持ちが強いあまり、親自身のもつ欲求を、子供のためと思って押し付けている場合が往々にあるのではないでしょうか。
そこから、親子の人間関係にひずみが生じ、子供のためにと思ってしたことが、逆に子供をストレス過剰に追い込んだり、親への反抗心を植え付けたりする結果になり、子供を非行や不登校、ひきこもりへ押しやることになります。
子供が持つ五つの欲求が満たされて育っている子は、多少の揺れは途中にあっても、どの子も間違いなく確実に、明るく前向きで心身ともに健全な人間に育ちます。
by しばしばまるも(*´ω`*)
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